第二新卒などの20代若手に特化した人材紹介を行う株式会社UZUZ(ウズウズ)「以下、UZUZ」は、20代の第二新卒を対象とした転職活動に関するアンケート調査(※)を実施。その結果を公開した。主な調査結果は以下のとおりだ。

  • 転職活動中の第二新卒の3人に1人が営業職。最も多い業界は「建設・不動産業界」
  • 転職を希望する第二新卒の2人に1人は、入社時は前職への志望度が高かったと回答。一方で最も多い退職理由は「仕事が自分に合わなかった」
  • 第二新卒が再就職先に求める条件で多いのは「ワークライフバランス」「良好な人間関係」。「会社規模」「知名度」を求める割合は低い。

※調査概要
調査の方法:キャリアカウンセリングのための来訪時にアンケートを実施
調査対象:キャリアカウンセリングに訪れた20代の第二新卒(就業経験が3年以内)
有効回答数:297名
調査実施日:2018/09/28~2018/12/27

転職を希望する第二新卒、多い前職は営業(29.5%)、業界別では建設・不動産業界(12.5%)が最多

転職活動を希望する第二新卒のうち、最も多い前職(現職)は「営業(29.5%)」で、「サービス(19.3%)」「技術・専門職(13.9%)」「事務系(9.8%)」が続いた。新卒者就活の際には総合職採用をされることが多い一方、希望せず営業職配属となり転職していることが考えれると、UZUZは見解を示している。さらにUZUZによれば、営業は転勤も頻繁で、結果的に入社後の配属が地方となり転職するケースも多い印象とのこと。

業界別でみると、転職活動を希望する第二新卒が多いのは「建設・不動産業界(12.5%)」で「情報通信・インターネット業界(12.2%)」「医療・介護・美容業界(9.5%)」がこれに続いた。そのほか、ホテル・観光業界、スポーツ業界、冠婚葬祭業界などの回答もみられた。

転職を希望する第二新卒の半数は、前職の在籍期間が1年未満

転職活動を希望する第二新卒に前職の在籍期間を聞いたところ、全体の50.7%が1年未満だった。同様の調査(※)をUZUZが前回行った際には、入社後半年未満の第二新卒が半数をしめていた。差がでた原因についてUZUZでは、今回の調査のタイミングが、新卒者が入社してから半年以上経過しているためと考えられるとはなしている。

企業規模は、第二新卒の転職希望と関連性はみられない

転職活動を希望する第二新卒に、現職(前職)の企業規模を聞いたところ、前回調査同様に企業規模に差はでなかった。UZUZは第二新卒の転職希望に、所属先の企業規模は大きく関連しないようだと推測している。

転職を目指す第二新卒の67.8%は入社時の志望度が高かったと回答。

けれど最も多い退職理由は「仕事が自分に合わなかった(12.8%)」

転職活動を希望する第二新卒のうち67.8%は、入社の際は現職(前職)への志望度が「とても高かった」もしくは「高かった」と回答。「低かった」「とても低かった」との回答は32.2%にとどまった。

その一方で退職理由を聞くと、「仕事が自分に合わなかった(12.8%)」との回答が最も多かった。そのほか、「ワークライフバランスが取れなかった(12.1%)」「社風が合わなかった(12.1%)」「労働時間が長かった(11.5%)」などの回答が続いた。

UZUZは退職の理由として「仕事が自分に合わなかった」との回答が多かったのは、入社時の志望度と比べ入社後のギャップが大きかったのが理由と推測している。

退職の原因は自分にあると考える転職希望の第二新卒は全体の61%

転職活動を希望する第二新卒のうち、退職の原因が自分側にあると考える割合は全体の61%におよんだ。前の問いにあるように新卒者が入社後に希望とのギャップを感じて退職するケースも多く、入社前に業界や働き方などについてよく調べておくことで対応できたと考えている人が多いようだと、UZUZは推測している。

転職希望の第二新卒が転職先に求めるのは、「良好な人間関係(12.7%)」「ワークライフバランス(12.1%)」「給料(10.6%)」

転職活動を希望する第二新卒に対し、再就職先に求めるものを聞いたところ、「休日の多さ(16.8%)」との回答が最も多く、「良好な人間関係(12.7%)」「ワークライフバランス(12.1%)」「給料(10.6%)」などの回答が続いた。「会社の規模」や「知名度」との回答は少なかった

img:PR TIMES