クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「新型コロナウイルスワクチンに関する調査(第3回)」を実施し、その結果を公表した。

今回の調査では、ワクチンの接種意向を2020年10月、12月それぞれの調査結果と比較し、国内でワクチンの接種が始まったことによるコロナ収束への期待感の変化やワクチンを「すぐに接種したくない」理由、ワクチン接種後、抗体ができたらしたいと思うことについても分析しているという。

新型コロナワクチンの接種意向は「すぐに接種したい」が25%

前回(2020年12月)調査時は「すぐにでも接種したい」が8%だったが、今回の調査では25%と17ポイントの上昇。「様子を見てから摂取したい」「あまり摂取したくない」も減少傾向にあり、ワクチン接種に前向きな傾向があると窺えるという。

また、国内で新型コロナワクチンの接種が始まったことによる、コロナ収束への期待感の変化については、最も多かったのは、「少し期待が高まった」で33%。「非常に期待が高まった」「期待が高まった」も合わせると63%。

 日本でもワクチン接種が始まったことで、コロナ収束が現実味を帯びてきたのではないかと推察されるとしている。

ワクチン接種後、抗体ができたらしたいと思うことは、「国内旅行に行く」が35%でトップ

新型コロナワクチンをすぐに接種したくない理由は、前回調査に引き続き、「接種した後の副反応が怖いから」が49%と最も高い。次に、「効果があるか疑わしいから」(23%)、「ワクチンの効果がどのくらい続くかわからないから」(20%)と続いている。

また、ワクチン接種後、抗体ができたらしたいと思うことは「国内旅行に行く」が35%と最も高く、「温泉に行く」(20%)、「買い物に行く」(16%)と続いた。

<調査概要>
調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2021年2月19日
有効回答数:本調査1,100サンプル