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日本初、宅配ロボットによるデリバリー実証実験。ローソン・慶應義塾大学SFC研究所が協力

人工知能の発達はひと昔前と比べるとサービスの発達のスピードを加速させている。

「ロボット大国」と呼ばれる日本の技術は、研究者たちの絶え間ない挑戦から生み出され、今なお進化しつづけている。

そういった技術を背景とし、本日宅配ロボットCardio Deliveryの量産前モデルの発表となった。

表情を豊かにし、周囲とのコミュニケーション手段をも変化

サービス開始に向けて、デザイン、サイズ、ユーザーインタフェースなどをフルモデルチェンジし、前モデルよりも小型化することで走行環境への適応力が向上した。カメラやレーザーセンサーで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自律走行し、ユーザーとの接点となる「表情」を豊かにすることで、周囲とのコミュニケーション手段が進化している。

IT面では、商品の注文から決済、QRコード読み取りによるカギの解除が可能となるユーザー用アプリ、店舗での注文管理や各ロッカーへの商品積込をサポートする店舗用アプリ、そして、各ロボットの位置・ステータスの管理及び緊急時の遠隔操作が可能な遠隔監視システムの搭載を可能にした。

ローソン・慶應義塾大学SFC研究所の協力にて実証実験を開始

日本初となる宅配ロボットによるデリバリーサービスの実証実験を、株式会社ローソン、慶應義塾大学SFC研究所の協力を得て開始する運びとなった。ユーザーは注文から受取りまでを専用アプリで行い、CarriRo Deliveryが自律走行で届ける実運用に近いサービス検証となる。

なお、この実験は経済産業省による「AIシステム共同開発支援事業」に採択され、実運用における課題の洗い出しやユーザーニーズの把握を進め、実用化へ向けた開発をさらに加速していくことになる。

ラストワンマイルはロボットによって解決されるのか

このように宅配におけるサービスにおいても人工知能を運用する未来も遠くなく、テクノロジーの進歩により日常生活の発展は目にみえている。

おそらく今後は、漫画やSFのように自律ロボットによるこういったサービスが実現化し、現在の課題を解決していくことだろう。ただし、課題というものは解決してもまた新たに出てくるものだ。その課題すらも人工知能によって解決される日常が待っているのだろうか。

img:NIKKEI

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