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松竹、VRなどを活用した新コンテンツ開発を本格化

松竹は、VRなどの先端技術を活用した新たなエンタテインメントの創出を目的として、研究開発型スタートアップであるカディンチェ株式会社、そして世界陸上メダリストの為末大氏が代表する株式会社侍と、新会社であるミエクル株式会社を2018年5月に設立、プロジェクトを本格的に開始する。

同社は、「Entertainment×Technology」をテーマに歌舞伎やお笑いコンテンツ、お化け屋敷のVR化などに取り組み、国内外での事業展開を予定している。また、最新テクノロジーを活用したスポーツ領域と、超高齢化社会の課題を解決するヘルスケア領域でのコンテンツやサービスの開発を進めるという。

プロジェクト一例

1:VR歌舞伎映像の制作

2018年10月に、兵庫県豊岡市の永楽館で開催された「第十一回永楽館歌舞伎」をVR・8Kにて収録。ヘッドマウントディスプレイを通して近畿最古の芝居小屋「永楽館」最前列の視点から臨場感溢れる「観劇」を楽しめる。

2:VRお笑いコンテンツやVTuberの開発

「よゐこ」の濱口優が主宰するコント集団「はまぐちコントサークル」のコントをVR収録。コントのなかに入り込み、芸人に囲まれるような臨場感あるライブを視聴できる。
また、モーションキャプチャ・ボイスチェンジ技術とタレントマネジメントの知見を活かし、今後VTuberといった次世代型タレントプロデュースにも取り組む。

3:「お化け屋敷」のVR化

時代劇の映画スタッフと美術スタッフが企画・制作し、国内外で人気を博した「松竹お化け屋本舗」のノウハウを活用し、小規模なスペースでも実施できる「VRお化け屋敷」の展開を予定している。日本のホラーコンテンツは海外で人気を得つつあることから、海外での「VRお化け屋敷」の展開も視野に入れるという。

その他、同社では「観光VR映像の制作」や「スポーツ関連コンテンツ/サービスの開発」などのサービスやコンテンツを制作していくとのことだ。

img:NIKKEI

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