富士通×第一生命、宮古島で「ブロックチェーン×健康増進＝クーポン」実証実験を開始

富士通は、第一生命保険が2019年1月15日に開始した、沖縄県宮古島市におけるICTを活用した健康増進および健康的消費による地域産業活性化に向けた実証実験を支援する。

支援には、地域住民のヘルスケアデータを収集するヘルスケアデータプラットフォームと、スマートフォンアプリケーション「宮古島健康増進アプリ（名称：パニパニ（※）宮古島）」を提供。

このサービスは、富士通独自のブロックチェーンサービスとモバイルアプリケーション実行基盤「FUJITSU Cloud Service MobileSUITE®（以下、MobileSUITE®）」などのICT技術を用いて開発された。

本実証実験において、第一生命は宮古島市の地域企業約20社の従業員を対象に、「宮古島健康増進アプリ」を通じて、毎日の歩数など運動指標や体重、睡眠時間などの健康関連指標を収集する。

そして利用者の歩数や健康食品の購入データといった健康増進に繋がる行動に応じて宮古島市の店舗などで使用できるクーポンを利用者に発行。

本実証の一連の流れにおいて、富士通は改ざん不可能かつ分散型で管理するブロックチェーン技術の有効性を検証し、評価を行う。

今後も富士通は保険ビジネスとテクノロジーの両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する第一生命のInsTechに関する取り組みを支援していくとしている。

実証実験の概要

目的：ヘルスケアデータプラットフォームを活用した地域住民の健康増進に繋がる活動の検証

期間：2019年1月15日（火）～3月31日（日）

参加者：沖縄県宮古島市の企業約20社、およびその従業員約200名

内容：

「宮古島健康増進アプリ」を参加者に提供し、歩数といった日々の運動指数や睡眠時間などの健康指数を可視化するとともに、健康増進との関連性を検証。
参加者の歩数や健康食品の購入データといった健康増進に繋がる行動に応じて、宮古島市の店舗などで使用できるクーポンを利用者に発行し、地域住民の健康増進と健康的消費による地域産業活性化の有効性を検証。
アプリは、富士通のブロックチェーンサービスとモバイルアプリケーション実行基盤「MobileSUITE®」などのICT技術を用いて開発したヘルスケアデータプラットフォームと連携させ、ブロックチェーン技術によるセキュアな環境下で実証可能。

体制：第一生命主導、富士通とデロイトトーマツコンサルティング（以下 DTC）がそれぞれ以下の役割を担当する。

※1 パニパニ：「元気」を表す宮古島の方言
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