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ビズリーチ、国交省での「即戦力人材」を民間から公募 副業・兼業限定

ビズリーチが運営する即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、国土交通省の交通運輸技術開発推進制度(以下、制度)をリードする人材を、副業・兼業限定で2月25日から3月24日まで公募すると発表した。

国土交通省は、民間のビジネスプロフェッショナルの知識や経験を活用することで、スタートアップによる新技術の研究成果を実用化につなげ、国土交通分野でのイノベーション創出を目指すとしている。

募集概要は以下の通り。

募集職種名:【副業兼業】ビジネス化推進マネージャー
業務内容
・「交通運輸技術開発推進制度」に採択されたプログラムの伴走支援(1人につき複数のプログラムを想定)
・事業化・実用化に向けたアドバイスや、他機関とのネットワーク構築
応募資格(下記いずれかの経験を持つ人):
・多数のステークホルダーが関わる一定規模のプロジェクトマネジメント経験
・事業化・実用化の経験
募集人数:2名程度
勤務時間:月5日程度を想定
報酬:日給15,000円
勤務地:東京都(リモートワーク可能)

国土交通省では技術政策の一つとして、2013年度から幅広い研究実施者を対象にした制度を運用し、これまでに大手企業、大学、スタートアップ等から、幅広い研究開発プロジェクトが採択されているという。

採択された研究テーマには、鉄道施設の液状化被害の軽減に向けた地盤改良工法の開発・実用化に関するプログラムや、突風の発生予測モデルを構築し、羽田空港の離着陸ルートを最適化させる「気象×航空分野」のプログラムなどがある。

一方で、内閣府は新産業の創出を強化すべく、スタートアップ等の研究開発の支援体制や内容を見直し、2021年度から各省庁に対して、ビジネス化推進マネージャー(プログラムマネージャー)の導入や、研究段階に応じた支援強化等を推進する予定とのことだ。

こうした動きを受けて、国土交通省でも、制度を通じ、スタートアップ支援を強化するという。

現状の制度では、スタートアップからの応募は一定数ある一方で、実用化の件数が少ないという課題があり、その大きな要因として、省内にビジネス観点からプログラムを推進できる人材が不足しているため、採択後のプログラム管理が研究者に一任されていることが挙げられるとしている。

そこで今回、国土交通省では、プログラムマネジメント経験が豊富な民間のプロ人材を、副業・兼業限定で募集することで、研究者への支援体制を強化するに至ったとのことだ。

なお、業務は国土交通省の職員と連携し行われるが、今回の募集にあたっては、国土交通省が2021年4月までに選定する委託事業者から委嘱する形式になる。

国土交通省 総合政策局 技術政策課 技術開発推進室長 伊崎 朋康氏は「われわれ行政職員にはない、ビジネスの最前線で活躍されている即戦力の方々の豊富な知識や経験が必要不可欠であると考えています。新技術やイノベーションを取り入れていくべき国土交通分野の行政課題はまだまだ数多くあり、ご自身の能力を、その最先端の任務に生かしてみたいというチャレンジ精神にあふれた方のご応募を、心からお待ちしています。」とコメントしている。

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